2021-09-02

お別れ

我が家で18年一緒に暮らしてきたコザクラインコの「バニラ」。
8月25日夜、虹の橋へと旅立っていきました。

コザクラインコの平均寿命以上に長生きしてくれた頑張り屋さんで、沢山一緒にいられたことは大きな喜びですが、17歳を過ぎたあたりから明らかに老いて衰えてゆくこの子を見ていて辛くなることも時々ありました。
老年性の白内障で右目の視力を失い、飛ぶことが少しずつできなくなり、昼間も眠っている時間が増え……
お世話になっている病院に連れて行っても、劇的に効果のある治療はもう出来なくて。
いつかお別れの日が来ると覚悟しなくてはいけない、それもそう遠くない日かもしれないと、心のどこかで感じつつも打ち消してきました。

亡くなる前日の朝に元気をなくしているように見えたので、予約を取り午後病院へ。
吐き気止めと消化を助けるお薬をいただいて、飲ませつつ様子を見ていたのですが、翌日には状態が急激に悪化。もう一度病院で診ていただき更なる治療をお願いしたのですが、年齢的なこともありもうこれ以上は難しい……と。
治療を中断し、家に連れ帰りその日の夜、家族みんなに見守られながら静かに旅立ちました。

本音を言えばもう少し一緒にいたかったし、できることなら今だって帰ってきて欲しいくらいだけど、もっと頑張ってくれとは私には言えませんでした。
18年という長い時間を一緒に過ごしてくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。

30日にお葬式をしてお別れしてきました。我が家の歴代の鳥さんたちと一緒に眠りにつきます。
共同墓地で他の仲間たちもいっぱいいるから寂しくないね。

私の作品の鳥さんたちのモデルになってくれたり、作業に疲れた時には癒し役になってくれたり。創作活動においても、いろいろな場面で大きな助けになってくれた子でもありました。

この子がいるのがもう我が家では当たり前の日常になっており、それがなくなってしまったことへの戸惑い、悲しみや寂しさは今も癒えたわけではないのですが、元気だった頃に撮っておいた写真や動画を見返すと涙目になりつつもくすっと笑えてしまいます。
一緒にいてくれた間、とても楽しかったし幸せだった。その気持ちをずっと大切にしていきたいです。



これは今年の1月と2月に撮影した写真だったかな?
いつもこんなふうに手に乗るのが好きな子だったので、残っているのもこんな写真ばっかりです。
(今にして思うと、亡くなる10日くらい前から甘え方が過剰になり、私にくっついて離れたがらなくなるような感じが増えました。何かそういう予兆のようなものってあるんでしょうか)

* * *

実は9年くらい前にも同じようなことがありました。
急に衰弱してしまい、病院に毎日通って治療を続け、その時はなんとか命を繋いでいます。
季節の変わり目に高齢の鳥さんが同じような形で原因不明の衰弱をして、そのまま命を落としてしまうことが結構あるとお医者さまがその時仰っていました。
他の皆さま方のおうちで暮らす鳥さん達が、皆元気に過ごせますように。

0 件のコメント:

コメントを投稿